
経理の年間の業務をタイミング別に説明するよ!
「経理職に興味はあるけど、実際どんな仕事をしているの?」
簿記の勉強を始めたばかりの方や、未経験から経理職にチャレンジしたい方にとって、経理の業務内容は少しイメージしづらいかもしれません。
この記事では、経理職が日々どんな業務をこなしているのかを、日次・月次・四半期・年次などのタイミング別にわかりやすくご紹介します。専門用語はできるだけ一般的な表現に整えているので、未経験の方でも安心して読めます。
📅 日次業務(毎日のルーティン)
経理の基本は「正確な記録と確認」。日々の業務では、以下のような作業を行います。
- 仕訳帳の確認(入力ミスや不備がないかチェック)
- 支払内容の確認(請求書や振込情報の照合、科目や税区分のチェック)
- 銀行口座情報の登録・更新
- 社内申請書類(起案)の内容確認
- 営業部門などからの問い合わせ対応(計上科目や税区分、支払時に必要な確証など)
日次業務は、会社のお金の流れを正しく記録するための土台となる重要な仕事です。
📆 月次業務(毎月の締め処理)
月末や月初には、月次決算に向けた業務が集中します。数字の整合性を保ち、正確な月次報告を行うための重要なフェーズです。
- 売上・仕入れ伝票の確認(売買伝票の整合性チェック)
- 売掛金・買掛金などの債権債務明細チェック(滞留していないか、貸借は問題ないかなど)
- 為替予約の処理確認(外貨建取引の為替リスク管理)
- 消費税の点検(課税・非課税の区分や控除対象の確認)
- BS(貸借対照表)・PL(損益計算書)の点検(前月比や前年度比で確認して例月収支や増減を分析します)
- 税金計算と計上(会計上の利益から税務上の所得を計算して税金を概算で計上します)
- 親会社やグループ会社向けの連結資料作成(資料を連結用に組み替えます)
月次業務は、社内外の報告に必要なデータを整えるため、正確さとスピードが求められます。
📊 四半期業務(3ヶ月ごとの処理)
上場企業や外資系企業では、四半期ごとの決算対応が発生します。
- 輸送中在庫(船積みなど)の確認
- 有価証券の評価(時価評価など)
- 事業所税の計上
- 消費税申告(四半期申告の企業の場合)
- ヘッジ取引に関する仕訳(繰延ヘッジ会計)
- 消費税の仕訳相殺処理(控除対象の整理)
四半期業務は、専門性が高くなるため、未経験者は補助業務からスタートすることが多いです。
📅半期業務(6ヶ月ごとの確認)
- 滞留債権・債務の管理(長期間未回収・未払いの確認)
- 監査対応(内部監査or外部監査)※会社によって異なります
半期では、資金繰りや財務健全性に関わるチェックや監査対応が行われます。
🚩年次業務(年度末の決算対応)
1年の締めくくりとして、決算業務が本格化します。
- 残高照合(自分の会社が認識している債権の金額と取引先が認識している債務の金額が合致しているか、債権の実在性を確認するために照合する業務です)※会社によって頻度は異なります
- 年度決算書類の作成(貸借対照表・損益計算書など)
- 税務申告書の基礎資料の作成(法人税・消費税など)
- 税理士法人とのやり取り(申告書は税理士法人が作成するため基礎資料を提出)
- 見込み納付と確定申告
年次業務は、経理の集大成とも言える重要な業務。チームで協力しながら進めることが多いです。
🔁 都度対応業務(必要に応じて発生)
- 被残高照合(取引先から送られてくる残高確認書を確認して返送する)
これは、残高照合の逆で、取引先が認識している債権の金額と自分の会社が認識している債務の金額が合致しているか確認する業務です。
✨まとめ|経理の仕事は「会社のお金の流れを守る」こと
経理の仕事は、単純なルーティン業務ではなく、専門的な知識をもとに会社の信頼や成長を支える重要な役割です。未経験からでも、日次業務や補助業務からスタートして、少しずつ専門性を高めていくことができます。
「経理職にチャレンジしたいけど不安…」という方も、まずは業務内容を知ることで一歩踏み出せるはず。
このブログでは、未経験チャレンジャータイプの方に向けた転職情報や診断コンテンツも発信しています。ぜひ、理想の働き方を見つけるヒントにしてくださいね。



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